沖縄本島全域に路線を持ちます。従来は4社が色々な組み合わせで多くの路線を共同運行していたのが大幅に整理されましたが、沖縄バスと琉球バスの共同路線だけは今でも多数残っています。車両は三菱で統一されており、車体は中古車も含め殆どが呉羽製です。
沖縄本島4社の中で最も経営状態が良く、唯一事実上の倒産を経験していません。しかしそのお陰で4社統合に1社だけ後ろ向きの姿勢であるようですが。
80年代前半頃までは水色を地色とした旧塗装でしたが、現在は全て塗り替えられていて現存しません。
車体には社番のような番号が書かれていますが、これは陸運登録番号そのままです。
体質の良さの裏返しか那覇で見かけることは少なかった730車。そして消えるのも4社の中で最初でした。2003年秋に全滅したようです。
ここで御紹介するのは呉羽車体のMP117Kですが、三菱車体のMP117Mも在籍していました。しかし訪問時にこちらは既に全滅していたようです。
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形式:三菱K-MP117M
登録番号:沖22か1858
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28
他社にこのような80年代前半頃導入の一般路線車は存在しなかったような・・・。ブルドッグの愛称で親しまれる年代の車体ですが、呉羽のライトベゼルの為にブル顔ではありません。
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形式:三菱P-MP218M
登録番号:沖22か2003
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28
車体がスケルトンになっても呉羽ばかり導入されています。
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形式:三菱P-MP218M
登録番号:沖22か1936
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28
ワンロマです。ブルーベンドガラス・黒サッシヒドンピラー逆T窓・横引カーテン装備へグレードアップ。
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形式:三菱P-MP218M
登録番号:(上)沖縄22き94(下)沖22か2064
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28
P代は銀サッシ2段窓、黒サッシ2段窓と入り乱れていますが、最終的には後者のこの写真のような仕様に落ち着いたようです。と言っても新車導入自体が落ち着いてしまいましたが・・・。
この頃の車では、後部に方向板を掲示しているものが多く見られます。
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形式:三菱U-MP218M
登録番号:沖縄22き435
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28
三菱名古屋と呉羽で車体仕様が一本化されたため、名古屋仕様で導入されました。と言うわけで希少な名古屋顔。
後部幕無しでこのスタイルは目つき(?)が悪いですな。
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形式:三菱U-MP618M
登録番号:(上)沖縄22き354(下)沖縄22き352
撮影:(上)那覇バスターミナル、03/2/28 (下)名護十字路、2/27
U-代のワンロマは更にグレードアップ。沖縄バス路線車の最高級車と言っていいでしょう。車体も観光車のものを使用。方向幕を社名表示行灯部とフロントグラス内の2箇所に設ける贅沢仕様。前者が経由地表示、後者が行先表示と使い分けられているようです。
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形式:三菱U-MP618M
登録番号:沖縄22き416
撮影:那覇空港国内線ターミナル、03/2/26
バス停が邪魔ですねすみません。111番高速バスに使用される車は専用塗装になっています。何となく旧塗装の雰囲気。
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