琉球バス

2004/2/19設置 トップバス>現在地 / 沖縄のバス運賃

沖縄本島全域に路線を持ちます。同様に全域に路線を持つ沖縄バスとの共同路線が多くなっています。車両は日デが多く、残りは日野です。車両保有数は4社中最多です。塗装パターンに幾つかの種類があります。

以前は米軍スクールバスの運行を受託していましたが、入札で本土の事業者に負けて現在は行っていません。この事業が稼ぎ頭だったためにスクールバスには比較的積極的に新車が投入されていたため、事業撤退でこれが市中に流出し、皮肉なことに一般客にはサービスアップになったと言えなくもありません。

尚、スクールバス事業から追い出されたことも響いたのか、94年に会社整理法を申請して事実上の倒産を経験しています。

4社の中で唯一車体全面広告を積極的に行っています。

730車

沖縄バス同様に糸満・名護に集中していますが、那覇でも多く見かけます。730車としては日デU20*の他に日野RE101もありましたがこちらは早々に全滅しました。そちらの写真が後からのしか撮れなかったのが残念。


形式:日デU20H
登録番号:(上)沖22か1326(下)沖22か1346
撮影:(上)名護十字路、03/2/27
   (下)那覇バスターミナル、03/2/28

琉球バスでは当初から側面窓下に小型の側面幕が設置されているのが仕様上の特徴。

因みにこの橙帯に腰部は水色の波模様が730時代からの旧塗装です。

形式:日野RE101
登録番号:沖縄22き605
撮影:名護十字路、03/2/27

こんな写真しかないのが無念。730車のうち日野車は米軍スクールバス用だったようです。市内に転用されるに当たり登録更新が行われたようです。この塗装が現行塗装になりますが、スクールバス時代にどのような色をしてたのかは存じません。

尚、米軍スクールバス車両のリヤコンビネーションランプは、沖縄では一般的な3連タイプではなく柿の種型になっています。



形式:日デU20L
登録番号:沖22か1664
撮影:(上)海洋博記念公園前、(下)名護十字路、03/2/27

730車の異端車。この車両は沖縄自動車道開通前に那覇と北部を結ぶ速達系統であった93番急行(那覇〜海洋博記念公園)用として用意されたものです。左側最後部が小型の固定窓となっていますが、ここは元々トイレがあったそうです。

現在は御覧の通りバケルトンとなっていますが、かなり無理のある顔になっています。

※車内写真は人物部分を加工処理してあります。



自社発注車

「自社発注・非730・一般車」専用塗装(?)を纏っています。



形式:日デP-U32L
登録番号:(上)沖22か1994(中)沖22か2020(下)沖22か2055
撮影:(上)名護十字路、03/2/27
   (中・下)那覇バスターミナル、03/2/28

以後の一般車はこのような逆T窓ブルーベントガラスの高級仕様ばかりが投入されました。側面幕が廃されたのが730車に比べて唯一の退化でしょうか。ワンロマにも見えますが貸切運用に入っている姿を見たことはありません。

尚、この塗装はこの「ワンロマ」にのみ見られるものです。ホイールが白塗装のものもあります。

因みに同じ5E車体架装で日野P-HT235BAもいるそうですが、ルーバーの見えている真ん中の写真は兎も角他のをそちらと誤認している可能性があります(汗


形式:日デP-U32L
登録番号:(上)沖22か1995(下)沖22か2057
撮影:那覇バスターミナル、03/2/26

ラッピング広告車。上は顔だけはオリジナル塗装で残っていますが、下のように顔まで変わっているものもいます。こうなると「全面広告車は琉球バス!」とでも判断するしかありません。

形式:日デP-U33L
登録番号:沖縄22き165
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

5Eと同様の高級仕様で投入された7E。但し逆T窓からT字窓に変更になっています。

形式:日デU-UA440LSN
登録番号:沖縄22き469
撮影:那覇空港国内線ターミナル、03/2/26

7B車体の111番高速バス専用塗装。メトロ窓です。

形式:日デU-UA510TAN
登録番号:沖縄22き254
撮影:那覇バスターミナル、03/2/26

ケイエム国際に見えてしょうがない貸切塗装の7B。長尺です。

色付きのガラスの内側で経由地ごちゃごちゃ書いた方向幕は見辛い・・・。



自社発注車(元米軍スクール車)

スクールバス事業からの撤退で車両は一般路線に転用されて使われています。随所にその特徴を残したまま。



形式:日野P-HT236BA
登録番号:(上)沖22か1958
撮影:(上)県庁前、03/2/28

スクールバス塗装はこのように旧塗装の青と橙を反転させた色となっています。前面ナンバープレート位置が中央でないのも、スクールバスの必要充分な特徴とは言えませんが、目立つ特徴となっています。

車内は着席客の頭がすっぽり隠れるほどのハイバックシートが並んでいます。お陰で乗車してもどこが空席か分からず、座ると圧迫感たっぷり。何故このような仕様にしたのでしょうか。

また、車内に入ると米軍用らしく非常口表記等が英語で書かれています。車体側面後部の社名も横文字。

形式:(左)日野P-HT236BA(右)日デP-U33L
登録番号:(左)沖縄22き154(右)沖縄22き145
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元スクールバスと一般車の後部。

形式:日野U-HT2MPAA
登録番号:沖縄22き577
撮影:県庁前、03/2/28

U-代も同様の仕様。

形式:日デU-UA440NSN
登録番号:沖縄22き487
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

日デもいます。7E車体だと流石にナンバープレートは中央に納まっています。



中古車

中古車は生え抜きより日野の割合が高いようです。

形式:日野P-HT233BA
登録番号:沖縄22き641
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

琉球バスでは比較的早くから中古車を導入していました。これは等幅側窓・後輪巻き込み防止カバー等の特徴的な仕様が目立つ元大阪市営です。この頃の大阪市営はフォグランプは付けていなかった筈なので、転属に際し付けたのでしょう。

形式:日野P-HT233BA
登録番号:沖縄200か105
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元神戸市営です。元米軍スクールバスの専売特許の筈のナンバープレートオフセット取り付けが何故か為されています。



形式:日野P-HT235BA
登録番号:(上)沖縄22き543
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元京阪バスです。小型の側面幕は沖縄バス同様塗装で塗り潰しています。

形式:日野P-HT233BA
登録番号:沖縄200か60
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元横浜市営です。側面方向幕部分の窓が上下一体なので、方向幕装置を撤去した跡がすっきりしています。勿論中扉は埋められ、座席が設置されています。

形式:日野P-HU233BA
登録番号:沖縄200か195
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元東京都交通局グリーンアローズ(杉並)専用車です。中4枚折戸の埋め方が無理矢理過ぎ。とは言え元都市新バス用でハイバックシート・エアサスだから長距離向きでしょうか。

形式:日野U-HT2MLAA
登録番号:沖縄200か258
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

琉球バスの塗装簡易変更車第一号。見ての通り神戸市のお古です。専ら99番天久新都心線に使われています。那覇市内100円運賃を実施している特別な路線なので、却って目立っていいのでしょうか?

形式:日デP-U32K
登録番号:沖縄22き559
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元東京都営です。側面方向幕は撤去されていますが、黒い縁取りが残っているのでちょっと鬱陶しい。

形式:日デP-U32L
登録番号:沖縄200か21
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

側面幕下の窓が固定だから元横浜都営ですか。横浜市のツーマン兼用車は滝頭にいたんでしたっけ?

形式:日デP-U32L
登録番号:沖縄22き561
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元大阪市営の日デ西工。


形式:日デP-U32L
登録番号:(上)沖縄22き624(下)沖縄22き528
撮影:那覇バスターミナル、03/2/28

元西東京バスの明大中野八王子スクール専用車。元々は学校が自前で持っていた車両のために関東では珍しかった西工。トップドアなのでさしたる改造もせずに済んでいます。



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