台湾のバス

2004/7/24 設置 2005/12/11 バスの乗り方記載(仮)

バスの乗り方

バス停

台北ではバス停に全停留所の路線図が書いてあるので下手な日本のバス停よりよっぽど親切。しかぁし、時刻表がありません。運転間隔なら大抵書いてありますが、これが長いものだとお手上げ。バス会社のサイト等で調べるしかありません。尚、運転間隔が概ね30分以下の場合はインターネットを見てもどこを見ても時刻表はありません。最大30分の待ちを覚悟するしかない。運転間隔には「尖峰」と「離峰」という言葉が書かれている場合がありますが、前者がピーク時、後者が閑散時の意味です。

来たバスが乗るべき路線かどうかの判断は当然前面窓上等の行先表示で行います。が、これは日本のように方向幕ではなく板嵌め込みが一般的で、両端表示なので逆方向と区別が付かないので注意。最近はLEDも増えましたが表示法は一緒。また、同じ系統番号であっても「正線」「副線」や「白線」「黄線」等のように少し経路が違うものがあったりします(前者ならその文言を表示、後者なら行先表示がその色で塗られていることが多い)。同様に、途中折り返しの「區間車」がある路線もあります。

市内路線は数字のみの系統番号による区別が一般的ですが、例外もあります。台北では捷運接駁公車と呼ばれる捷運駅からのフィーダー路線があり、これは捷運のラインカラーの漢字1文字+数字という系統番号になっています(非漢字圈の人の為にアルファベットも附されています)。淡水線は紅(R)、南港線は藍(BL)、木柵線は棕(BR)、新店線は(G)、中永和線は橘(O)です。また、「幹線公車」と呼ばれる、ある通りをほぼ縦貫する路線で、その通り名がそのまま路線名となっていて番号の付かない路線もあります。捷運接駁公車はその性格上殆どが一段票收費となる短距離路線ですが、どの路線もが頻繁運転ということもなく、呼ばれ方が違うだけで運賃も含め普通の系統と全く一緒です。台中では「高濳力公車」と呼ばれる幹線バスのような扱いを受けている路線がありますが、これも必ずしも頻繁運転とも限らず、利用する上での普通の路線との区別はなさそうです。

更に、表示が板であり変更が容易でないことから、稀に表示と違う路線を走っている場合もあるようです。表示窓以外にフロントガラス等に張り紙がある場合もありますので色々注意しましょう。

運賃

市内路線はどこの都市圏でも概ね「n段票收費(概ね1≦n≦3)」となっています。日本的な交通マニア用語で言えばゾーン制。一段票收費は全線1区です。前から乗って運賃払って中扉(前扉が乗車客の邪魔にならなければそちらでもいいと思います)から降りて下さい。1区あたりの運賃は台北なら15元(学生12元)、台中は13元(学割無し)等です。勿論お釣りは出ません。外国の学生だと普通運賃を払わなければならないという話もあるようですが…学生運賃で通してしまった…。

二段票收費は「分断點」と呼ばれるゾーン区界より手前からの乗車は前払い、分断點以降は後払いとなります。分断點を挟んで乗ると乗車時と降車時それぞれで運賃を払うことになります。と言っても今自分がいる場所が分断點より手前か後かなんて分からんぞ!ということになると思いますが、バスの2箇所の扉近くには「上車收票」か「下車收票」というランプが点灯している筈です。目立つ位置とは限らないのでよく探しましょう。前者が点灯していれば前払い、後者なら後払いです。

しかし分断點が1つの停留所だけだと、ここを挟んだ僅かな距離の利用でも2区運賃となり、割高になってしまいます。このため分断「點」ではなく、停留所何箇所分かの区間にした「(分断)緩衝區」とした路線が多くなっています。この場合も利用法は基本的に同じですが、緩衝區から乗る場合が問題になります。仮に単純に緩衝區内後払いにすると、緩衝區手前から緩衝區内までの利用は1区の筈なのに2回支払うことになり、前払いにしても同様の問題が生じますからね。事業者によりこの場合の取り扱いはまちまちのようですが、前払いで支払い時に整理券を受け取り、降車時にそれを渡すというのが一般的なようです。

次に三段票收費。…よく分かりません(汗 乗ったことはあるけど後述の悠遊卡を使ったので…。

尚、台北都市圏に限りますが、難しいことを考えずに乗りたいならICカード「悠遊卡(EasyCard)」がお勧め。日本のバスと同じ感覚で乗車時と降車時にそれぞれカードリーダーにタッチすればどんな区間でも所定の運賃が差し引かれます。1区内で2回タッチしても多分大丈夫。「同じ区間で再び御利用になる場合、50分以内なら2回目の運賃は引き落とされません」と案内書に書いてあります。

悠遊卡を使うと、捷運との乗り継ぎでバスが8元(学生用なら6元)の割引になります。尚、一部の案内には磁気式のバスカード(儲値卡)が存在すると書かれていますが、悠遊卡の全面的な導入に伴い販売はおろか取り扱いも廃止されています。

郊外路線は多区間運賃ですが、この場合は乗車時に目的地を言って(喋る自信がなければ必殺筆談ですね)運賃を払い、乗車券(感熱紙の薄っぺらいレシート状のものですが)を受け取り、降車時に渡すのが殆どです。

乗車したら

外国のバスなんだから案内放送なんてものはありません。自分で窓の外をよく確認。とはよく言われますが台北は親切になって来たようで、車内案内表示装置が付いている車も珍しくなくなりました。とは言っても付いていても「急停車注意」の類ばかり表示して次停留所案内が無い場合もあるので注意(三重客運等)。勿論これを過信するのも危険でしょうからやっぱり外と睨めっこが基本でしょうね。次で降りる!となったら降車ボタン(日本車が多いためもあるのか日本式のボタンが殆どですが、西洋式の紐やゴムもたまにあります)を押すのが一般的ですが、そうせずに前扉まで行って無言のアピールをするのが慣習となっている場合もあるようです。周りのお客さんに合わせるのが無難でしょう:p

台北のバス

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